ほめて育てる!明るく楽しく愛情にあふれた子育てを

子供たちと明るい未来の為に、そして自由な人生を送るために

人間はみな、欲の病人です。

人間はみな、欲の病人です。 ~アルボムッレ・スマナサーラ

人間の欲が大きくなれば大きくなるほど、トラブルが増えたり、戦争がおきたり、世の中の歯車が狂いだします。

人間が人間らしく、お互いを尊重しながら共存していくために必要となるのは最低限の衣食住、そして人間社会で生きていくための労働。もう少し豊かになるために望むとしたら、恋人や家族です。

自分だけ得をすればよい、自分だけ金持ちになればよい、自分だけ恵まれればよいと思いながら生きることが当たり前になってしまうと、 学歴、仕事、収入、家、車、貯金こういう物差しで人間の価値を計るようになります。

特に日本は高度経済成長で豊かになり、先進国として他の国と肩を並べられるくらい成長してきたので、 このようなステータスが蔓延しているように思えます。

勉学に励みたい、研究をしたい、このような向上心とは別に、日本の教育制度自体にも問題があると思います。 点数、順位、評価、こういう基準がそろわないと、日本ではなかなか認められないのです。

成績優秀で、いい学校を受験して、いい大学に進学して、目指すべき会社に入り活躍している人たちの中には、 志高く人格者で広い視野を持ち、素晴らしい方もたくさんいます。

だけど競争社会で、人と比べて人を蹴落としてのし上がってきた人の中には、ゆがんだ価値観を持ってしまっている人が少なからずいるのが現実です。

常に他人と比較して優劣を決めるというのは、なんとも寂しい価値観ですね。

本来人間の価値とは、所有しているものによって左右されるものではありません。